代表挨拶

ママのアイディア工房は、「ママの考える、かわいくて便利なアイディアグッズ」を発明・販売している会社です。
アイディアグッズを通して、暮らしの中にある不便を便利にすること。
そして、便利さとともに、“楽しい”という体験を添えることが私たちの商品の価値だと考えています。

私たちの周りにはたくさんのモノであふれています。
その中で、使う時にわくわくするモノ、初めて手に取った時に驚きや楽しさを感じるモノはありますか。

私は、「ビクトリノックス」のスイス・アーミーナイフを初めて見た時の感動を今でも覚えています。コンパクトなボディの中から様々な機能のツールが現れる――その工夫と洗練されたデザインに胸が弾みました。その時、思ったのです。「発明はエンターテインメントだ」と。

ママのアイディア工房が目指すのは、そんな風に胸が弾むような商品を発明すること。
思わず欲しくなるかわいいデザイン、そして、便利さの中に楽しさがあるモノづくりを日々行っています。

私が初めてアイディアグッズを発明したのは、2010年。
実家で暮らす祖母のためでした。
祖母はモノの置き場所をすぐ忘れ、いつもベッドで眼鏡やリモコンを探していました。そこで、枕元に色々なモノを置いておける「枕元ポケット」を考案したのです。
それ以降、誰かの「不便だな」「困ったな」を解消したいという思いから、様々なアイディアグッズを発明するようになりました。

現在のメイン商品である「お弁当袋になっちゃう‼ ランチクロス☆」は、娘のために考案したものです。
当時4歳だった娘はランチクロスの角を結ぶことができず、どうにかしてあげたいと思ったことがきっかけでした。

紐を入れてひっぱる構造なら簡単にできるのではないかと思い作ってみると、娘は「できた！」「おもしろい！」と大喜び。
ママ友や知り合いからも好評で、みんなが喜ぶ様子を見て、「このランチクロスを全国に伝えたい。
楽しさと便利さを体感してもらいたい」という思いが膨らみました。そこで2016年、このランチクロスを全国に普及するという目標を掲げて会社を興したのです。

商品発明の他にもう１つ、私が力を入れていることは、同じ主婦発明家や女性起業家の方たちへのサポートです。
イベントを開催してアイディア商品を売る場所を提供したり、勉強会やセミナーを行ったり。そこには、主婦発明家や女性起業家にもっと活躍してもらいたいという思いがあります。

私自身もそうでしたが、子育てと仕事の両立は簡単なものではありません。
子どもが生まれると様々な制限が生じ、仕事や社会との関わり方は変わってきます。でも、やり方次第で、フレキシブルに働くことができる、子育てしながらでも自由に、楽しみながら仕事をすることができると思うのです。
私の経験が役に立つのであれば教えていきたいと思い、サポート活動をしています。

主婦やママ、すべての女性がもっと自由に、もっと活躍できますように。
子どもたちの未来を守るため、環境に配慮したモノづくりを行う中で、
私たちの商品が、人々の日常を便利で、楽しく、暮らしやすくできますように。
それが、ママのアイディア工房の願いです。

ママのアイディア工房株式会社　代表取締役　鈴木 未夏子